lapin noir

Diary / Photographer / Sapporo

日曜の散歩道

 5月にしては強めの日差しが、眠っている意識を覚醒してくれるようで、重たい頭に程よい刺激が加わった気がした。避けたい直射日光が当たって変に気持ちいい。最近、直接話せる人とは、メッセージよりLINE通話やZOOMの音声を使っている。文字を打つのも面倒くさい程の怠惰ととられても仕方がないが、蓄積された酷い眼精疲労のせいでスマホもPCも見たくないのだ。スマホを見なければ何も始まらないという現実は如何なものか…。
 散歩に出ると綿毛が飛んできた。近所にポプラがあったかよく覚えていないので、とりあえず1kmにも満たない距離にある公園まで行ってみると、綿を放出している樹木が入口にあった。今まで目に留まらかった。ポプラの綿毛は札幌の風物詩で、空中をふわふわ漂うシーンを雪の様だと言う人がいる。大量の種は綿毛をつけて風に乗り、樹木下の芝生も白くなる。管理下なら地上に落ちた種が根付くのは難しいだろうと思う。でも、ひょっとしたら何処かに植わっているかもしれない。自然の摂理だって奇跡。雪のようだと言う在り来たりな表現も、疲れた体の栄養剤になってくれる時があるのだから、たまにはそんなファンタジー的要素の思いにふけっていたい気分だ。届くはずのない相手に想いを届けたいと願う歌のような希望とか夢とか。前向きなあれやこれや。
 けれども残念なことに帰宅して目が醒めれば、寒くないのに鼻水が出ている。これはアレルギーというやつかな?突然なると言うし。私にとってファンタジーは束の間だな。


2021.5.29 記